【予約済】森の瞳
材料:岩絵具、麻紙
制作年:2023年
サイズ:1160mmx900mm
「森の瞳」が2023年に白于郊が創作された「不思議な森」シリーズ中の一作でございます。
「不思議な森」シリーズは、森にあるシチュエーションを主題とし、人間と自然との間にある良好な関係を表現する作品でございます。この作品は東京都国立美術館、名古屋美術館など有名な美術館に展示されたことがあります。
この作品はグリーンをメインカラーとし、拓本の方法を用いて、葉の脈絡の質感を再現しました。すっきりした雰囲気が溢れております。構図について、15匹の動物の顔面により、巨大な瞳のような形となっております。動物たちの目が合わせて森の瞳になって、生命力と神秘さが満たされております。
清爽な緑の中、動物達の目はしっかり前に凝視し、観者と直面しているようでございます。特に、真ん中にいる象さんの動揺のない目に、威厳と神秘さが伝わり、象さんのかけがえのないリーダーシップがよく分かります。
作家は画面中の動物達の表情を細かく描きました。動物の目は森の瞳でありながら、自分の経験した事はすべて母のような森に還元しています。森は永遠の神様のような、動物を自分の子どもとみなされ、それぞれの成長を見守っています。
この作品に見つめる度に、心身ともに自然とのつながりを感じながら、自然の奇妙な力に溺れる感覚でいられます。
自然を愛している貴方からこそ、森に暮らしている動物を守りましょう。母のような森を守りましょう。森と動物は離れない関係です。動物達にもっと愛情を与えれば、森の瞳は人間により多くの美しさと奇妙さを伝えます。
作家プロフィール