蒼穹の余韻|グループ展開催中
- 4月16日
- 読了時間: 2分
無限に広がる「蒼穹」の下で、私たちはつい宏大なものを見上げることに慣れてしまい、時間の深層で静かに響き続ける微細な振動を見落としてしまう。本展は「余韻」を手がかりに、言葉にならないまま存続し続ける感覚をすくい上げようとする試みである——光と影が壁面を漂い、感情が色彩の中に沈殿し、記憶が質感
の中で何度も像を結ぶように。

本展では複数の作家による絵画作品を展示する。具象から抽象へ、物語性から感情の流動へと移り変わるそれぞれの作品は、内側へと沈み込むような経験を孕んでいる。そこには自己と身体への凝視があり、存在と孤独への問いがあり、そして生命の生成と消散をめぐる隠喩がある。色彩はキャンバス上で堆積し、崩れ、再構築され、まるで星雲のような視覚構造を形成しながら、「蒼穹」というマクロなイメージに応答しつつ、個々の経験が持つ私的な温度を保持している。

ここにおいて「蒼穹」はもはや遠い空ではなく、ひとつの心理的空間として立ち現れる。「余韻」もまた、終わりのあとの反響ではなく、持続的に生成され続ける状態である。鑑賞者はその視線の中に巻き込まれ、ゆるやかで長い知覚のプロセスへと導かれていく——ある瞬間、画面の中に自分自身の気配を見出すかもしれない。
ようこそ《蒼穹の余韻》へ。色彩と時間のあいだで、しばしのあいだ留まってほしい。

出品作家(五十音順)
高波 柴溯源 朱泓 銭振邦 趙浩強 杜哈哈 Rei
出品作品一覧
蒼穹の余韻|グループ展出品作品




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